以前にも話したゴミ屋敷の住人の話。
このゴミ屋敷の原因であるラスボスHおばちゃんには姉妹がいて、
ジジババのもう一人の娘になる人がいる。Sおばちゃんだ。
もう直らない病気のジジを次男に会わせたとき、Sおばちゃんの話が話題に出た。
「元気にしているのか」
「どこで暮らしているのか」
「Sおばちゃんに会いたい」
Sおばちゃんは、Hおばちゃんの姉妹であり、ジジババの娘なのに、このような会話なのはおかしいですよね?
実はSおばちゃんは、Hおばちゃんとババから数十年金銭を搾取され続けてきたのだ。
このことは身内の恥として、Sおばちゃんも自分の中に隠してきたのだが。。
Sおばちゃん家の家庭の問題で、
Sおばちゃんがこれから経済的に困窮するだろうことがわかると、
母親であるババと姉妹であるHおばちゃんは、助けるどころか突き放した。
実際はそれ以上ひどいことがあったが、書ける内容ではない・・(T-T)
なので今は、Sおばちゃんの所在はゴミ屋敷の住人には絶対内緒なのである。
連絡先も住所もわからないので、もうお金をせびることができないのだ。
(※念には念を入れ、調べられてもわからないようにしてある)
親子の縁を切ると言ったのはババからだが、(お金をもらえないから)
Sおばちゃんは、ジジババの葬式にも出ない覚悟で実家と縁を切ったのだ。
それなのに、何度もどこに住んでいるのか聞いてきたり、会いたいというのはどんな神経してるんだろう。
また繋がりたい理由はひとつしかない
またSおばちゃんと繋がりたい理由は、娘、姉妹愛ではなく、
ただお金が欲しいのだ。
お金を搾取されていることを知った時、私はSおばちゃんにこんなことを言った。
「あの人達は悪い人だけど、あの人達に長年お金を出し続けて、更生する機会を奪ったことはあなたが悪い」
「勇気を出してもっと早く断ち切るべきだった。最終的にはいつもお金を出すのだから、あの人達を怒ったり、説教しても、直るわけがない」
本当のこととは言え、ひどいこと言ったなぁ・・と思う。
でもSおばちゃんはその時初めて自分が事態を悪化させていたこと、自分のやり方が間違っていたことに気が付いたようだった。
そんなことにも気づけないほど、マインドコントロールされて利用されていたのだ。
唯一、Sおばちゃんのことを心配し、迷惑をかけることがなかったジジが直らない病気になって。
家族の縁は切ったけれどもジジには何の恨みもない。
そこで私は、Sおばちゃんとジジを会わせることに協力したのだ。
ジジだけを連れ出す
ジジをゴミ屋敷前で拾い、とある駅まで連れていき、そこでSおばちゃんと落ち合った。
車を見られることを心配したSおばちゃんは電車を移動手段に使ったので、駅で会うことになったのだ。(尾行なども心配していた)
そこまで心配になるほど、トラウマになっているということだろう。
無事会うとこができたが、小さくなったジジを見てSおばちゃんはどう思ったのだろうか。
私と同じように、何もできない自分を責める結果になったかもしれない。
でもジジより若い私達は、ジジがいなくなっても生き続けていく。
もし今回会えていなかったら、
その残りの人生、事あるごとに元気なうちにジジに会えなかったことを後悔するのではないだろうか。。
自分の為かよ。と言われるかもしれないけど。
この次Sおばちゃんがジジに会えるとしたら、
いよいよ悪くなったジジが入院した時コッソリと・・だろう。
ゴミ屋敷しかり、お金にだらしないしかり、
結局は性格なのかもしれないけど、関わらない以外に良い特効薬はないのでしょうかね?
↓↓こちらのランキングに参加しています。