今日はいつもより寒いー。
そんな日に母が言った。
「寒いと貧しい気がしてくる」
そう言って、母は暖房の温度を上げた。
その言葉に私は、
「寒いは寒い。貧しいは貧しい。全く別物だと思う」とつい言ったのだが、
どうしても母の言った言葉が忘れられず、
【寒さと貧しさの相互性】についてちょっと考えてみました。
寒いと貧しく感じるのか
おそらく母の言いたいことはこうである。
寒いと、寒さを解消しようと暖房をつける。
でも貧しいとそれらをつけることができず、暖が取れない。
なので、寒い=貧しいとなる。
例えば、エコに関心があったり、ミニマムな生活をしてる人なんかは
『あえての寒さ』だったり、『あえての貧しさ(質素・簡素)』
だったりをあえてやっている。そうゆう人にとっては
寒いと貧しいはイコールではなさそう。
また、母はこうも言っていた。
「寒いと、なんか心まで寒くて、心が貧しくなってくる」
あんた、どんだけ感受性豊かなんだ(T . T)
私の好きな言葉で『貧(ひん)すれば鈍(どん)する』というのがある。
なにか大変なことがあると、こうゆう言葉があるんだよって
長男なんかに説明したっけ。
簡単に説明しますと、貧しくなると、利口な人でも
心が貧しくなる、ということらしい。
いくら貧しくても、大変なことがあっても、心まで貧しくなってはいけない。
心が貧しいと妬み嫉みや犯罪を生んじゃうから。
多分、今母は、この状態なんだと思う。
心が貧しくなってきているんだと思う。
母にはここ1年で、一生分くらいの大変なことがあったので、
(当然子どもである私も大変でしたが)
妬み嫉み恨みやっかみ嫉妬など、誰を見てもどこを見ても
思ってしまうのかもしれない。
なので母は、
心が貧しくなっているから、物理的な寒さが身にしみる。
そんなところではないだろうか。
なので、寒さと貧しさの相互性は、あるといえばあるのだろう。
心の貧しさって外からはわからないけど、
物理的な貧しさより怖いって思う。
人が羨むような良い暮らしをしていても、
心が貧しいと、自分の置かれている幸せの実感もないと思うので。
ちなみに。。私の幸せとは、
「毎日布団の上に寝られて、雨露(あめつゆ)がしのげる
屋根のある建物に暮らせていること。」
と母に共感を求めたらポカンとされたことがある。
多くの人がこのような暮らしは達成できているし、
私も野宿生活からの成り上がりで、今布団に寝られているわけではない。
でも、そこに幸せを感じ、本気でありがたいと思ってます。
だってそんな生活もタダで手に入っているわけじゃないし、
労力があって成り立っているんですから。
冷血人間と友人に言わしめた私でも
まだキレイな部分が残っていたよ。。( ;∀;)誰か私の旦那さんに教えてあげて〜
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